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北星学園生協をめぐる、のほほんなブログ。旬の生協情報、極私的情報もお届けします。




2013年8月20日火曜日

生協今昔物語(2)

大原です。

あの頃の生協を振り返るシリーズ第2回目。
今日は喫茶部編。
北星学園生協に喫茶部があったこと、ご存知ですか?
私自身は喫茶部があったことは知ってましたが、実際に喫茶部を見たことがありません。

喫茶部Rainbow

Rainbowというのが喫茶部の名前です。
手許にある写真は1971年と1981年が各2枚

まずはRainbowの入口。
1981年撮影です。



昔はこんな感じの喫茶店がたくさんありました。「こんな感じ」が何を指すのかはうまく表現できませんが、とにもかくにも、こんな入口を持つ、こんな色合いのお店があちこちにあったということです。違うところは営業時間ぐらいでしょうか。しっかりと生協のポスターが貼ってあるところも一般の喫茶店とは違いますね。
そういえば、この入口、実は、旧大学会館(生協)の中にありました。ということは、生協入口があり、その中にRainbowの入口があったというわけです。

そしてこの中がどうなっていたのかといえば…

まずは1971(昭和46)年。


撮影時刻は正午頃

正面にカウンターが見えます。コーヒーなどを注文し、このカウンターで受け取ったのだと思われます。北星学園大学出身でRainbowを知っている(記憶に残っている)複数の職員さんに伺いましたところ、 メニューはコーヒー、紅茶、カルピスソーダなどの他に、スパゲティミートソース、ピザトーストなどもあったそうです。価格は生協食堂よりはちょっとお高めだったとのこと。また、別の証言では「Rainbowは上級生が利用するところ」と思っていて、1、2年生のときには利用しなかったとのこと。
うーん、なかなか興味深い存在だったんですね、喫茶部Rainbow。

そして私たちの年代には懐かしいのが、左の壁に掛かっているコカ・コーラの温度計。当時の喫茶店には必ず掛かっていたような印象があります。

その下にはジュークボックス!
どんなレコードが入っていたのでしょうか。
ちなみに、ここに写っている学生さんたちは、もし18歳ならば、今年ちょうど還暦を迎えます。




下の写真も1971年撮影だそうですが、上の写真とは少しレイアウトが変わっています。
温度計もジュークボックスもなくなっています。
その代わりにストーブの煙突が見えます。この手のストーブも懐かしいですね。


こちらも正午頃の撮影

そして最後は1981(昭和56)年撮影。


撮影は13時15分頃。空き講でしょうね、きっと。(笑)

1971年からちょうど10年が経過してますので、雰囲気がまるで違います。
カウンターも、内装も違っています。

ちなみに、この世代は私の年齢とシンクロします。もしかすると同じ年に生まれた方がいるかもしれないと思うと、妙に親近感があります。

皆さん、コーヒーなどを飲みながら友人たちと語らう場所がキャンパス内にあったことをどうお感じになるでしょうか。
大谷地の近隣にファストフード店もなかったでしょうし、もちろん、携帯電話などもない時代。
そうした環境の中で、喫茶部Rainbowは、友人たちとダベるためだけに集う貴重な場所だったのかもしれません。

ちなみに、現在の大学会館(生協が入っている建物)は1986(昭和61)年3月24日に竣工し、それとともに古い建物が解体されましたが、当時を知る事務職員さんによれば、喫茶部Rainbowは古い建物解体まで営業していたのではないかとのことでした。

※ここで紹介している写真は、『写真集 北星学園大学50年』を編集するために収集した写真のうち、生協に関する写真の提供を受けたものです。なお、1981年の写真2枚は写真集25ページに掲載されています。


2 件のコメント:

  1. 1981年から4年間、お世話になりました。
    懐かしいです・・・(#^.^#)

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    1. 大原です。
      コメントありがとうございます。m(_ _)m
      懐かしく思い出していただければ本望です。

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