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北星学園生協をめぐる、のほほんなブログ。旬の生協情報、極私的情報もお届けします。




2016年8月15日月曜日

話せば長くなりますが。

大原です、こんばんは。

読書の秋というのには、まだふさわしくない話題かもしれませんがお許しを。

7月下旬まで、1F購買書籍コーナーではバンドルセールを開催していました。これに合わせて、各社の文庫本が平積みされたり書架に並べられました。
バンドルセールが終わっても、そのままの状態で夏休みを迎えましたので、しばしば並んでいる文庫本を眺めたりしていました。

改めて並んでいる本を眺めると、この10年以内に出版された本、ごく最近出版された本などとともに、近代文学の「定番」「古典」といわれる作品も多数並んでいました。
その中に、私たちの年代では大いに馴染みがあり、「ハマった」方も多いと思われるタイトルがありました。

太宰治『人間失格』

私もハマった一人で、新潮文庫刊の太宰治はすべて読みました。
もちろん、その中には中学か高校時代の国語で習った「走れメロス」も含まれています。「勇者は、ひどく赤面した。」で終わるアレです。
『人間失格』は、「私は、その男の写真を三葉、見たことがある。」という書き出しで、タイトルのインパクトの大きさとともに、静かな書き出しが印象深い作品です。

ところで新潮文庫刊があれば他の会社の出版があってもおかしくありません。

そこで気が付いたのは、書籍コーナーにある『人間失格』。

書籍コーナーは狭いスペースですが、その中の別々のところに3社の『人間失格』が入っていました(誰かの趣味?嬉しいですけど)。

目を惹くのは表紙です。
三「社」三様で、内容をイメージさせるものもあれば、内容とは無関係と思われる装丁もあります。

これ以外にも異なる出版社から出版されています。

でもそれぞれに個性があって、本文はどれも一緒ですから、あとは持ち歩く感覚の問題でしょう。
「どれを選ぶかは、あなた次第です!」といったところでしょうか。

なお、本文はどれも一緒と書きましたが、太宰治本人が書いた小説自体は同じなのですが、作家にまつわる年表を付けていたり、作家本人を写真付きで紹介する文章があったりと、各社知恵を絞っています。

1F購買店が営業を再開したらぜひ手にとってみてください。

カメラを携行していると撮りたくなる。(笑)

というわけで今日はこの辺で。

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